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□ 最近の気になる記事
平成27年8月14日（金）読売新聞 朝刊 一面より
健保の健康対策に競争制
後発薬使用やメタボ検診率 成績で負担増減
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【記事】
厚生労働省は、
会社員や公務員が加入する様々な医療保険事業者に対し、
健康づくりを競わせる制度を導入する方針だ。
健康促進や病気予防に優れた成果を出せば
後期高齢者医療制度への支援金の負担を軽くし、
成績が悪いと負担増のペナルティーを課す仕組みだ。
健康への取り組みを活発化させ、
医療費抑制に繋げる狙いがある。
医療費抑制へ 厚労省方針
競争方式の対象となる医療保険事業者は、
大企業の会社員が加入する健康保険組合（健保組合）、
国・地方の公務員の共済組合、
中小企業社員の全国健康保険協会（協会けんぽ）。
いずれも加入者の大半は、
働く現役世代だ。
成績評価の指標は、
①糖尿病の重症化予防への取り組み
②後発医薬品（ジェネリック）の使用割合
③特定健診（メタボ健診）の受診率
などが中心となる見通し。
（中略）
全国単一の協会けんぽは、
都道府県毎に成績を出し、
成績が良い支部は保険料率を引き下げ、
悪い支部は引き上げる。
現在の保険料率はいずれの支部も10％前後と大差がない。
会社を退職した人や自営業者らが加入し、
市町村が運営する国民健康保険（国保）については、
成績が良い国保には国からの財政支援を手厚くする
「保険者努力支援制度」を新設する。
当初は18年度開始の予定だったが、
来年度に前倒しして始まる予定だ。
国保は、
保険料の収納率も成績評価の指標に加える方向だ。
厚労省は近く、
省内の検討会で、
指標や成績のつけ方、
成績を負担の差に繋げる方法などの議論を本格化させる。
【まとめ】
国の制度だと公的年金、
特に65歳になってから受け取れる
老齢年金の支給年齢が
若い世代にとっては支給年齢が65歳からもっと引き上げられるのではないか、
受け取れる年金額が
今よりもっと減るのではないか
といった事が言われてきましたが、
年金だけではなく健康保険にも制度にメスが入り始めましたね。
年金と違ってユニークなのは
医療保険事業者や市町村ごとに
「競争制」を取り入れこと。
特に国民健康保険は悪い場合
（医療費が多く掛かっている市町村）には
今のところペナルティーは無いみたいですが、
良いところには国の財政支援を拡充するとのこと。
運用開始については2年前倒し
（多分待ってられないのでしょう）になり
来年2016年4月開始され保険料の収納率も
市町村の成績に影響する仕組みにするそうです。
高齢者が多く医療の受診率が高い市町村と
医療の受診率が低い市町村の違いが
今後どのような形で出てくるのか興味深いところです。
私も最近病院へ怪我の治療のため通院したのですが、
薬（抗生物質）の処方があり
隣接している薬局に行ったところ
ジェネリック薬品にするかどうか聞かれました。
俳優の高橋英樹さんや黒柳徹子さんの
ジェネリックのＴＶＣＭは最近よく見るな～
と思っていたのですが
国の政策としても医療費抑制のため
ジェネリックを推進しているのが分かります。
また健保組合、共済組合、協会けんぽは
組合ごとや都道府県ごとにペナルティを課すようですが、
今にこれをもっと細分化して
この企業は医療費が多い、
この企業は医療費が少ない
といった
企業や組織毎に保険料負担が異なる時代が
そんな遠くない将来に来るかもしれませんね。
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