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おはようございます、東京相談室の川井です。
2020年も残すところあとわずかとなりました。
いつもご愛読くださりありがとうございます。
昨夜、
宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の絵本を
娘と読んでいました。
絵本の中にこんなセリフがありました。
(映画にも出てくるセリフです)
「姫さま、早くマスクをしてください!死んでしまう!」
それを聞いた娘は、
「だからお外に出る時はマスクをするんだね、
マスクをしないと死んじゃうんだ!」
と、外出時にマスクをつけるという新たな習慣に
納得していました。(笑)
私たちはナウシカと違って、
マスクをしないと死んじゃうって訳ではないんだけどね。
と笑って返しましたが、
【マスクをしていないと人間は5分も生きられない】
という風の谷のナウシカの舞台設定と、
今の世の中が、3歳の娘には同じように映ったのかと思うと、
異常な一年だったと感じずにはいられません。
家族全員が健康で、
当たり前の生活ができたことに感謝して、
来年がより良い一年になることを願うばかりです。
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【話題のニュースから】
2022年10月、ついに後期高齢者の医療費負担が2割へ
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近い将来、
必ず来るであろうと予測していたニュースに
ついに日付が入りました。
2022年10月から、
75歳以上の後期高齢者の医療費負担が変わります。
現在、窓口負担が1割の後期高齢者の医療費が、
2割負担となります。
つまり、
75歳以上の家計の医療費負担が2倍になります。
日常的に通院や投薬をしていて、
「75歳になれば医療費が今より安くなる。」
と思っていた人にとっては非常にショッキングなニュースです。
2割負担の対象となる後期高齢者について、
より具体的にご紹介します。
現在の後期高齢者医療制度は、75歳以上の窓口負担が1割です。
ただし例外があり、年収383万円以上の
「現役並み所得者」と呼ばれる人の窓口負担は3割です。
年収には、給与収入や営業収入だけでなく、
年金収入も含まれます。
現在の75歳以上の高齢者の医療費は、
1割負担か3割負担のどちらかになります。
これが、2022年10月から新たに「2割負担」が追加されます。
現役並み所得者の医療費負担は変わらず3割です。
現在1割負担の75歳以上の高齢者のうち、
年収200万円以上が2割負担に変わり、
医療費負担増の影響を受けます。
年収200万円は、年金生活者の平均的な収入で、
新たに2割負担の対象となる人は、
約370万人いると想定されています。
2022年は、団塊の世代が75歳になり始める年です。
人口の多い団塊世代の医療費負担が1割では、
公的医療制度が崩壊してしまうということでしょう。
高齢者に限らず、お客様と医療保険の話をする時に
必ずお伝えしていることがあります。
(特に、20~30代の若い世代の方には強く伝えています)
正直、会社に勤めていて社会保険に加入していれば、
1~2週間入院したところで家計が大打撃ということはありません。
有給を消化すれば収入は確保されますし、
万一、長期入院になっても、健康保険から傷病手当金が支給され、
賃金の3分の2が保障されます。
さらに健康保険証を持っていれば高額療養費制度を使えます。
保険診療であれば月の医療費に上限があり、
高額な治療費を請求されることもありません。
そう考えると、毎月数千円支払って民間の医療保険に
加入することがもったいないと感じる人もいます。
ですが、この毎月数千円の備えはとても大切で、
将来の自分と家計をまもることができます。
大きな病気になってからでは医療保険に
加入できないかもしれません。
今回のように医療制度が変わって、
今の高齢者よりも高額な医療費を、将来の自分が
負担しなくてはならないかもしれません。
月数千円でそのリスクに備えられるなら、
民間の医療保険を使わないテはありません。
収入がある現役のうちなら、
月数千円の支払いでも家計が苦しくなることはありません。
ですがもし75歳になってから
「やっぱり医療保険ないと不安だ・・・」
と感じたら、同じ保険に数万円払って加入することになります。
医療保険も、老後資金の準備も同じですが、
「将来の自分への仕送り」だと思って、
若くて健康なうちに、コツコツ継続することが大切です。
将来高齢者になった自分に、
「若い時からよく頑張って準備してた!とても助かった!」
と感謝されるような備えをしておきたいですね。
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