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□目次
~ 数字にまつわる話 ~
『どんどん値上がり!』
今回の数字
◆─────────◆
| 1,800万人!? |
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政府観光局は22日、
今年上半期(1~6月)に日本を訪れた外国人旅行者は
913万9,900人に上ったとの推計を発表しました。
過去最高だった昨年上半期(625万8,543人)の約1.5倍です。
昨年1年間の総数は約1,341万人でしたので、
通年では1,800万人前後に上る見通しで、
大幅増が見込まれます。
円安や航空路線の増便が増加要因と考えられます。
そこで問題になるのが、
国内のホテルや旅館の宿泊料金が上がり続けていることです。
訪日外国人客の増加などで客室稼働率が高水準で推移し、
強気な価格設定が目立ちます。
2020年の東京五輪をにらんだ客室の改装も、
単価の底上げにつながっています。
2014年の統計で日本の主要都市の宿泊料金の変化率は、
前年比で
横浜は21%、
大阪は16%、
沖縄・福岡は15%、
札幌・広島は14%、
東京は13%、
京都は10%、
名古屋は9%増
と軒並み2桁増でした。
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2014年 国内のホテル平均宿泊料金 及び 前年比変化率
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都市名 2014年 2013年 変化率(%)
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東京 15,688円 13,882円 13%
京都 14,315円 12,985円 10%
横浜 12,298円 10,182円 21%
大阪 12,254円 10,583円 16%
沖縄 12,246円 10,682円 15%
札幌 11,249円 9,902円 14%
広島 10,738円 9,444円 14%
福岡 10,334円 8,977円 15%
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特に横浜の変化率が著しい要因としては、
東京の宿泊料金が高いことや、
空港が近いこと、
横浜中華街があるため中国人観光客に選ばれやすいことが
挙げられています。
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需給が逼迫(ひっぱく)する中、
ホテル業界は強気で、
ある会社では都心のビジネスホテルに
閑散期の3倍以上となる
「1泊3万円」
の価格を設定しましたが、
それでも訪日客からの予約が入るといいます。
出張でビジネスホテルを利用する会社員は、
いつもの宿が取れなかったり、
会社規定の出張旅費の範囲内で宿泊できるホテルがなかったり、
厳しい環境になってきたのではないでしょうか。
もちろん国内の旅行も影響を受けます。
今までより宿泊費の予算を多くとらなければならなくなるかもしれません。
早めに予約すると割引されるプランを上手に活用したり、
何とか工夫して確保したいところですが、
今後の訪日客が増加すると
ますます値上げなんてことになるかもしれません。
観光客が多い地域とそうでない地域との格差も広がりそうです。
円安で値上げというのが、
輸入しているわけではない宿泊料金にも影響してくることもあるのだと思うと、
いろいろなことに気が抜けませんね。
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