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□ かしこい住宅購入のイロハ ～その３～
「住宅購入時の自己資金（頭金）は2割で良いのか？」
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今回は住宅を購入する際の
自己資金（頭金）の額の考え方について
お伝えしていこうと思います。
住宅を購入する際に考える場合に
切っても切れないものとして
「住宅ローン」
があります。
ほとんどの方がローンを組み、
長い期間をかけて返済をしていきます。
住宅ローンを考える場合には、
「頭金（自己資金）の額はいくら準備すれば良いか」
ということを多くの方が検討をします。
以前は購入資金の8割または9割までしか
住宅ローンが組めませんでしたが、
最近は金融機関によっては
購入資金の全額住宅ローンを組めたり、
購入時にかかる諸費用についても
ローンが組めるところもあります。
とはいっても全額をローンで返済をしていくと、
長い期間払っていく利息の額も多くなりますし、
毎月の返済額も大きくなってしまう場合がありますので、
ある程度は頭金（自己資金）を準備したうえで購入計画を立てる必要があります。
では、いくらの頭金を準備すれば良いのか？
マネー雑誌や住宅情報誌などでは、
「購入物件の2割以上の頭金を準備したほうが安心です」
というように、「2割」という数字を頻繁に目にします。
確かに2割以上頭金を準備すれば
借入額もその分減りますので良いのですが、
なぜ「3割」でも「1割」でもなく
「2割」なのかという明確な根拠や基準については
一切触れられていません。
考えられるのは、
以前は融資額の上限が、購入価格の8割まで
だった金融機関が多かったということでしょうか。
2割は頭金を準備しないと住宅ローンが組めないので、
最低でも2割は準備しましょう、
という話になったのかもしれません。
ただこれも、
金融機関の融資に関する条件によって決められたことで、
明確な根拠にはなっていないような気がします。
ではどのように頭金の額を決めていけば良いのか？
答えは購入する住宅ごとに異なってきます。
答えを出すには、
購入する物件の価格はもちろん、
その価格が適正なのかどうか、
購入する物件の地域の相場はどれくらいなのか、
ローンの返済期間は？想定するローン金利は？
など、様々な金額や数字が必要になってきます。
計算をした結果、
頭金は購入価格の1割でも大丈夫となる場合もあれば、
3割でも足りないという場合も出てきます。
ですので、
住宅を購入する人すべてが
頭金を2割準備すれば大丈夫という話にはなりません。
住宅の購入価格は、
住宅そのものが持っている「価値」とは異なりますので、
この点も考慮したうえで頭金の額や
ローンの返済期間を検討していく必要があります。
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