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あらためて将来の年金見込額を確認してみる
おはようございます、澤田です。
「老後には年金以外に●●万円必要」
という話題が世間をにぎわせていますが、
その年金がいくら受け取れるのかがわからなければ
「●●万円必要」
ということもわかりません。
そこで今回は、将来の年金見込額を確認する方法を
あらためてお伝えします。
■「ねんきんネット」を活用する
あくまでも現時点での試算となりますが、
将来の年金見込額等が、日本年金機構の
「ねんきんネット」で確認することができます。
・ねんきんネット
https://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html
ねんきんネットでは、将来の年金見込額の確認の他、
ご自身の年金記録の確認、
電子版「ねんきん定期便」の閲覧、
日本年金機構から郵送された各種通知書の確認等が
できます。
利用するには登録が必要で、
その際に「基礎年金番号」「メールアドレス」
「ねんきん定期便などに記載されているアクセスキー」が
必要になりますので、事前に準備のうえ
登録手続きを行ってください。
登録が完了すると、これまでの加入歴など年金に関する
様々な記録の照会や確認ができるようになります。
年金見込額の試算も行えるようになり、
これまでの加入歴に応じた見込額に加えて今後の
加入見込を設定して、将来の見込額を
試算することができます。
試算は次の3つの方法で行うことができます。
１．かんたん試算
こちらは、現在と同じ条件で60歳まで年金制度に
加入し続ける（働き続ける）という条件を
自動設定して簡単に年金額が試算できます。
２．質問形式で試算
こちらは、今後の職業（働き方）などの条件を設定して、
年金見込額が試算できます。
働き方は、会社員（常勤）・会社員（非常勤）・扶養
家族となる・退職（無職）などが選択でき、
今後の働き方は最大で10回まで
入力することができます。
働き方の期間とその間の収入を入力することで、
より細かい資産を行うことができます。
３．詳細な条件で試算
こちらは、質問形式で試算した内容を基に、
さらに詳細な条件を設定して試算することができます。
今後の職業や働く期間を設定した上で、
老齢基礎年金・老齢厚生年金を受給する
年齢（受取開始年齢）が設定できます。
「本来の年齢で受給」「全部繰上げ」「一部繰上げ」
「繰下げ」をした場合の見込額が試算できますので、
繰上げ・繰下げをすることによって受取額が
どれくらい変わるかを確認することができます。
また、国民年金が未納の期間がある場合には
「追納」「後納」をした場合の見込額の
試算も可能となっています。
なお、3つの方法で試算した内容は5件まで
保存が可能で、それぞれの試算での年金受取見込額の
累積額を比較することができますので、
どの試算内容が自分にとって良いかの
判断材料として活用することもできます。
「老後には年金以外に●●万円必要」という額は、
ご家庭によって変わってきますので、
まずは現時点での年金見込額を確認することから
始めてみてはいかがでしょうか。
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