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おはようございます、宮本です。
本年も宜しくお願い致します。
昨年は11月後半から、新型コロナの拡大もあって
GOTOキャンペーンも一端停止したことが理由なのか、
クリスマスを自宅で過ごす人が増えたためケーキの
持ち帰りの需要が増え、また正月に食べるお餅も
予約販売数量が増えたといいます。
2021年はまだ始まったばかりですが、
新型コロナが終息した年としたいものです。
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「世代間扶助」は終了間近か
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「世代間扶助」
という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
老後に受給する公的年金(老齢年金)でいえば
受給世代の年金給付費を、
その時の現役世代の保険料負担で賄う仕組み
の事をいいます。
なので、自分が支払った保険料が、
将来の自分が受け取れるという仕組みではありません。
人口が増えて行くということが前提の世の中では、
この制度設計でも問題がなかったのですが、
皆さんもご存知の通り今の日本は少子化が着々と進んでいます。
この着々と進んでいるのは分かるのだけれど
それがどれ位の進行速度なのかというのが、
今日の話です。
昨年12月25日(金)日経新聞の朝刊 十二面に
出生数、来年80万人割れも
コロナ下 想定超す速さ
という記事がありました。
毎年この時期になると厚生労働省が人口動態推計を
リリースするので、そのデータを基に、新聞各社や
TVがニュースとして流します。
なので、日々のニュースをそれほど意識せずに
聞き流しているだけでもおそらくこのニュースを
聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ではこの数字がどれ位なインパクトのあるものなのか
というをちょっと調べてみました。
令和元年出生数 865,239人
平成30年出生数 918,400人
100万人の数字を割り込んだのは
今から4年前の平成28年で、出生数は 977,242人
平成元年だと出生数は 1,246,802人
団塊ジュニアの初期と言われる昭和46年だと
出生数は 2,000,973人
その親の世代である団塊世代の昭和22年だと
出生数は 2,678,792人
となっています。
令和元年の出生数を昭和46年の出生数で割ると43.2%
令和元年の出生数を平成元年の出生数で割ると69.4%
となり、こうして世代間で比較することで減少率が
いかに開いてきているかが分かります。
これが新聞記事のタイトルにある様に、
来年(2021年)に80万人を割れてくるようだとこの後は
坂を転げる落ちてくように減少が止まらなくなってくると
個人的には想像しています。
記事にも、
「年間出生数を80万人を割り込むことになれば、
公的推計より10年以上も少子化が前倒となり、
人口減に拍車がかかり、現役世代が高齢者を支える
社会保障制度は一段の改革を迫られる」
と書いてありますが、制度の改革で何とかなるものではなく
社会保障は世代間扶助を主軸にするのではなく仕組み
そのものを変える必要性があると思います。
このほかにも記事には
出生数が減った原因や今後の見通しが書いてありました。
こうした事実を受け止めたうえで
現代を生きている人ができる対策は何かないのかというと
FP的にありがちな回答だと、今から老後のために
お金を貯めましょう
iDeCoや積立NISAで運用を始めましょう
と言うと、つまらない回答になってしまいます。
(もちろんこうした自助努力も必要の上での話ですが)
ですが、私が言う回答はもっと平凡で退屈なものです。
まず、全ての年齢層に言えることは、
介護を必要としない健康でいれる期間をできる限り延ばす事
そのためには、食事だったり適度な運動、
社会との関りを持ち続ける。
現役世代の人であれば、自分の仕事(スキル)の幅を
拡げて今から準備しておくこと
健康でさえすれば、自分が働く意欲があれば選択肢ができます。
今現役世代でシニアになったときの働き方は、
収入や働く時間、待遇も変わる事を前提に立ったうえで
働くことにより、それまでの蓄えがあった人は、
その貯蓄残高の減少幅を緩やかにする。
あわよくば公的年金と収入を合算して収支トントンの
生活を送れれば良いと思います。
将来の生活に対して心の不安があると、
普段では騙されることは無いのに心の隙間を突いて色々な
投資話や詐欺的な話にそれまでの蓄えをだまされてしまう人が
いつの時代でもある一定数あります。
心の平穏を保つためにも、社会との関りを持ちながら少額でも
稼げると懐も精神衛生上も良いと思います。
あと、ある一定の年齢になったら絶対に働きたくない人は
今から蓄えをしっかり準備していきましょうね。
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