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公的医療保険の改正 入院時の食事代が4月から値上げ【FP花園メルマガ】<2016年4月27日号>

2016/4/27  【メルマガ一覧へ戻る

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おはようございます、宮本です。


 

今回は2016年度の公的医療保険制度の改正についてのお話です。

 

その中でも患者側に負担が増える入院時の食事代を
時代背景を振り返りながら、そして私見も含めて書いてみました。

 


公的年金もそうですが、いろいろな部分で段階的に負担が増してきています。

 

今一度、社会の流れを押さえておきましょう。
 
 

 

____________________________________

 

■ 公的医療保険制度の改正について

 

  入院時の食事代が2018年度には1食460円に引き上げ
 

   
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入院時の食事代 260円 ⇒ 360円 ⇒ 460円

 


病院などに入院して、そこでとる食事代は長いこと1食260円でしたが
介護施設の食事代を目安に今月(4月)から引上げられています。

 

今年の4月1日から、1食360円になりました。

 

最終的には、2018年度には1食460円に引き上げられる予定です。

 

この入院した時の食事代について時代背景を見たいと思います。


 

正式には、

 

「入院時食事療養費」

 

と言います。

 


入院時の食事代は、
今では患者負担があるのが当たり前のように思われていますが、

 

1990年代はじめまでは、入院中の食事代も、検査や手術、室料などと
同様に、「療養の給付」として健康保険から給付されていました。

 


1994年10月に療養の給付から食事代が切り離され、医療費とは別に
入院時の食事代に患者の一部負担が導入されます。

 

一部負担の理由は「在宅療養をしている人との公平を図る」というもの。

 

同じ病気でも、自宅で療養している人は食費を自分で負担しているのだから、
入院中の人からも食事代をとるべきという意見が出され、

 

 
「入院時食事療養費」

 


が創設されることになったのが経緯です。

 

 

入院中の食事は患者の病状に合わせて、栄養管理されたものが病院から
提供され治療の一環でもあるので、患者の全額自己負担ではありません。

 

なので、今回値上がりをした1食360円というのは食事代の一部の負担金に
なります。

 

 
3月までは、病院食1食あたり640円の基準額のうち、260円を患者が負担し、
残りの380円が健康保険から給付されていたことになります。

 


入院時食事療養費は、総務省の「家計調査」などから平均的な家計の食材費、
調理にかかる光熱費などに相当するものが自己負担額として決定されています。

 

このとき、医療費ではなく生活コストの一部と位置づけられため、
高額療養費の対象からも外されることになったんですね。

 


導入当初、一般的な収入の人の自己負担額は1日3食あたり600円。

 

1食に換算すると200円。

 

それが段階的に1996年10月に760円、2001年1月に780円と引き上げられ、
2006年4月からは1食ずつ計算する方法に見直されて、

 

先月3月までは1食260円(1日3食とると780円)になっています。

 

それが今回1食360円になったという訳です。

 


但し「低所得層への負担に配慮」とのことから、住民税非課税世帯など
低所得層の食事代の自己負担は、これまで通りに1食100~210円に
据え置かれることにはなっています。

 

こちらは、1ヵ月間(30日)の入院だと9000~1万8900円。

 

それ以外の人は、2018年以降に1ヵ月間(30日間)入院すると、
医療費以外に食事代が4万1400円(自己負担)かかるようになります。

 


ちなみに総務省の「家計調査報告」(2014年)によると、単身者世帯の
1ヵ月の食費は3万8538円となっています。

 

興味深いのは患者負担は増えても、材料費である病院食の基準額は
1食640円のままに据え置かれている部分です。

 


金銭面の負担で

 

「病院食はいらない」

 

といった患者が出てくることも考えられます。

 


もっと言うと、
 

  
「お金が掛かるから、病院には掛からない。病院へは行けない」

 


  
昔、アメリカのドラマでERという番組がありましたが、

 

救急医療に担ぎ込まれた患者が一通りの応急処置が済み、
医師から入院を勧められても断る。

 

こんなシーンが良くありました。

 

日本でも最近はNHKの特集番組で「貧困」や「老後破産」など
ドキュメンタリー番組がよく放映されています。


 

今までは標準世帯(中流)、もしくは標準以上に蓄えがあった人が、
家族の介護や、自身の病気、仕事の環境変化など突発的な変化で生活が
一変して苦しい状況になってしまうといった番組が放送を見ます。

 

怖いと思うのは、今は番組を通してみている時は他人事だったことが
いつの日にか、自分の回りや自分の日常になってしまう事だと
番組を見ていて感じました。

 

日本の人口構成から見ると社会保障や年金負担の益々の増加傾向は
避けられないでしょう。

 


医療制度の充実は長寿であることはその国の豊かさのひとつの指標だと
思いますが、生きて行くのが辛いと思えてしまう国にしないようしたいですね。

 

個人レベルでは、国になるべく頼らなくても生きていけるような健康を
維持していきたいと思います。


 

  
記事参考文献:ダイヤモンドオンライン 

 

第98回 【2015年7月2日】 早川幸子氏の記事

 


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